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『時をかける少女』×地上波放映・前夜祭&予習編

いよいよ明日ですよ『時かけ』地上波放映!
しかもフジの夜9時ゴールデン「土曜プレミアム」枠という超好待遇で!

そして今日の深夜2:50からは、実写版で最も有名かつ名作と評判の1983年制作・大林宣彦監督版、原田知世主演の『時をかける少女』が放映されます!
なので、興味のある方は、そちらも是非是非見て下さいな。
見た方が、明日のアニメ版『時かけ』も楽しめると思いますよー。

さて、そのアニメ版『時かけ』ですが、昨年の上映直後から一年を経た今日に至るまで、様々なレビューサイトやブログの感想などで「勘違い」されてる方が多々いらっしゃいます。

それは、アニメ版の『時かけ』が、「実写版のリメイク・焼き直し」と思ってしまってるってことです。
現代の要素・・・例えば携帯などをちょこちょこっと加えてリメイクしましたって思っちゃってる方の多いこと多いこと。・゚・(ノД`)・゚・。
だからレビューとかでも、「原作(ここでは主に大林監督版のこととして語られてることが多い)が名作なので、おもしろいのは当たり前」とか「高評価なのは原作がすばらしいから」という意見も結構よく見かけるんです。・゚・(ノД`)・゚・。

で、まだアニメ版の『時かけ』を見てない方、そして明日見るのを楽しみにしてる方にあらかじめはっきりと伝えておきますが、アニメ版は単純なリメイクや焼き直しではありません!
言うなれば続編、『時をかける少女2』みたいなものです。
原作の20年後の世界を描いた作品なのです!

で、wikiなどで調べてもらえば分かりますが、この筒井康隆さん原作の『時をかける少女』というのは、何度も何度も映像作品化されてるんです。
最近では2002年に安倍なつみ主演でドラマ化されたりもしました。
こうした今までに映像化された作品はあくまで原作の本を基礎にして作られたものだったのです。
ですが、明日放映されるアニメ版は、この原作世界を踏襲しながらも、新しい時代の、新しい『時をかける少女』なのです。

原作者の筒井康隆さんは所謂媚びやリップサービス的なお世辞をあまり言わない方ですが、その方が、アニメ版『時かけ』を試写会でご覧になって、このように述べています。(以下、劇場用パンフレットからの引用並びに抜粋)

筒井「今回は、初めてのアニメーション化、そして初めての、本当の意味での2代目の『時をかける少女』ということになります」

と述べています。

また、脚本を読んだ感想は?と聞かれ、

筒井「私も、今作るのであればこういう作り方であろう、と思いました。いつまでもいつまでも芳山和子(※青二才注:原作の主人公。アニメ版では彼女の姪である少女が主人公になっている)ではないと思います。新しい時代の『時をかける少女』というのはこうでなくちゃいかんと、こういう風に行動的でなければいけない、と思いました。・・・・・・それに古いとか新しいとかいったことはですね、今の時代の人にはよく分からないと思う。それは古いファッションも新しいファッションもごっちゃにある時代ですから。例えば従来の芳山和子を見た人が、今回の『時をかける少女』を観ても、全く違和感はないと思います」

とも述べています。

筒井さんはその後の様々なメディアでの似たようなことをおっしゃられており、またBSアニメ夜話の『時をかける少女』の回にもご出演なさるなど、非常にアニメ版に対しては好意的に受け止められておられるようです。

この点、原作者が「残念」というコメントを出した『ゲド戦記』と対照的であり、昨年の夏のアニメ対決でも、『時かけ』は興行収入こそ桁違いに少なかったにせよ、評価や感想の面では大きく『ゲド』を上回ることにもなりました。
原作者の感想は、この結果を最も端的に表したものかもしれません。

さてさて、『時かけ』信者の長い長い戯言となってしまいましたが、未見で興味を持たれた方は、是非明日の夜9時、フジにチャンネルを合わせてご覧になって下さいませ。

老若男女、家族揃って、恋人同士、そして友人同士や独りぼっちでも存分に「見れる」映画です。

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